会社員の服選び。時々スキー from TOKYO

中高年への極私的服選び+ライフスタイル提案blog

新卒の皆様、スーツ購入の季節です。③

1着目のスーツの生地選びにグレーのフレスコを推しましたが、実は俺も去年の夏は無地のグレーのフレスコ仕立てました。確か10万程度だったと思います。フル毛芯です。

おそらく都内のフル毛芯最安値だと思います。夏場のお気に入りですね。

俺よりも若いフィッターでしたが、服に関する書籍、映画、好きなスーツスタイルや手本とする方等、共通した部分が多くてお願いしました。

最初だと中々難しいですね。だからベテランにお願いした方がいいと書いたのはそういう理由です。

 

何故、グレーなのか?ネイビーではないのか?

黒は論外ですよ。喪の服、モード服、反社服ですから。先日退社した会社では「誰かが亡くなったらすぐネクタイだけ取り換えて通夜に駆けつけられるように黒スーツ推奨」だそうです。「亡くなったら待ってましたと駆けつけるんかい?喪服着て商売するのか?」と言ってました。その後、アピアランスは変わりましたけど・・・・。

そもそもケツが半分出ていてラペル(襟)幅6cm程度のスーツってどこに着ていくの?ホストの副業でもしてるんですか?と突っ込みどころ満載のスーツ着て面接受けに来る学生も多いですけどね。あれ、都内で集団みてると本当に気持ち悪いです。

 

で、ネイビーも省く理由は有彩色だからです。グレーは無彩色。

コーディネートは出来れば2色。ただし、白、黒、グレーの無彩色は除くと定義づけると、ネイビーで1つの選択肢は取られますね。ネイビーを4月の春空の元でフレッシュさを印象付け出来るように着こなしたいなら・・・コーディネート例でいうと、

 

ネイビー(無地)+白シャツ+ネイビー無地のタイ+黒の靴・鞄+黒ベルトの時計

 

あたりですかね。カタイですね。ビジネスというよりフォーマルに近いですね。

ネイビースーツに白シャツ、淡いピンクや黄色のネクタイして出社してくる方、神経疑いますね。結婚式ですか?と言いたくなります。

ビジネスとフォーマルの装いの違いも勉強していただきたいところですね。

 

主観ですが、ネイビーの場合、赤系ネクタイは用いる事が少ないです。コントラストが強すぎます。スーツの生地にボルドー、茶系のストライプやチェックが入っていたら考えます。ネイビーの明るさにもよりますが、爽やかすぎるネイビーを用いた場合は茶革を使うようにしています。相手に対して暑さを感じさせないため、「アズーロエマローネ」の色使いが主体です。ネクタイも寒色系、あるいは茶が主体ですが赤みの強い茶は選びません。

 

「新卒のうちは柄物やめてなるべく無地で、靴は黒で」という押しつけの企業も多いと思います。

ネイビー無地はどんな色のネクタイを合わせてもパーティーファッション、フォーマル、制服スタイルになりがち。茶の選択肢が出来ないなら、暖色系にも寒色系にも黒革、茶革と選択肢が広がるのはグレーです。

ネイビースーツ+白シャツ+ほぼ原色の赤ネクタイは絶対やめてほしい例ですね。どこかの政治家や大統領じゃあるまいし。「パワードレッシング」のミスケースの一つですね。