会社員の服選び。時々スキー from TOKYO

中高年への極私的服選び+ライフスタイル提案blog

ビジネスウエアの皺は悪か?

先日、上司に注意された事にシャツの皺があります。

ポプリンのシャツ夏日の朝の通勤。ジャケット着ていたので、当然出社したら皺にはなります。

そのシャツが無礼だと。皺になるくらいなら形状記憶シャツ着ろと言われました。

当然、一着も持っていません。

持っているシャツはポプリン、リネン、オックス、シャンブレー(ほぼ休日用)。

以前も書きましたが、理想はポプリン、前立て無し、ポケットなし、ダーツ無し、シングルカフスのラウンド、襟型は現在はセミワイドとレギュラーの使い分けです。

2ピーススーツの場合はセミワイド、3ピースの場合はレギュラーが多いです。

色はホワイトかサックスブルーしかありません。ロンドンストライプがありましたが、袖口が切れて処分しました。

 

こういう当たり前のディテール、社会として当たり前の形状記憶シャツ等どこにも売っていません。どこかデコラティブな物や日本独自のポケット付きのシャツ。

何よりあの不自然な光沢、素材感が嫌いです。

 

白洲次郎の本だったかな?夏に麻のスーツを着ていくと帰ってくると、皺が入って・・・とかいう文章あった気がします。おそらく、昔は夏の銀座で生成の美しい皺が入ったスーツを着て闊歩する紳士が多くいた事でしょう。

日曜の夜にサザエさん観ると、波平さんて実写化すると相当カッコイイだろうなと思います。ハット被って、ミディアムグレーのスーツ着て、おそらく自然な綺麗な着皺のスーツをフネさんは受け取り和装に着替える。カッコいいです。理想です。

 

そういう良きサンプルが少なくなった影響もあるでしょうね。量販店でも形状記憶や化学繊維の物ばかりでしょうね。入店した事もないけど。

 

誰が皺=悪と定義づけたんでしょう?量販店のコマーシャルや店のポップ、店員のトークが世間の常識になっちゃったんでしょうか?