会社員の服選び。時々スキー from TOKYO

中高年への極私的服選び+ライフスタイル提案blog

「クラシック」という言葉は一般社会に届くのか?①

ちょっと間が空いてしまいました。

新入社員、コロナ、自粛、リモートワークと中々、慌ただしく、やっと落ち着いたところで、会社の上司に服装の事を一喝されて、正直腹が立ったので、書く気になりました。まぁ、ネタはいっぱいありますが・・・。

 

現在、クールビズ期間ですね。これからの世の中クールビズという定義も無くなってくるんでしょうけど、とりあえずはどこの企業も期間限定のクールビズ≒ノータイ期間は例年通り適用するかと思います。

 

企業と言ってもベンチャーもあれば、俺が以前在籍していた数千人の上場企業もあるわけで、文化も業種も違いますが、ダークスーツにネクタイ、革靴という典型的なサラリーマン像は転職し会社規模が変わっても自分の場合は一緒です。

 

西新宿を歩くと、夏だというのに黒のポリ素材のスーツに形状記憶シャツ、バッグを斜め掛けして、ビットローファー紛いの変な金物付いた合皮の靴。

見てるだけで暑苦しい・・・いや、見苦しい。

 

クールビズ導入時にサンプルとして小池さんがプレゼンしたサンプルよりも当時の導入を決めた企業のお偉いさんのサンプルは当時の国会のダークスーツにボタンダウンにノータイの異様な着こなしだったと思います。

 

今の上司は夏はジャケット無しで形状記憶シャツのポケットありボタンダウン(もちろんデコラティブ)。スポーツウォッチに合皮の変なローファー。

 

ここ数年、自分自身もクラシックな装いの中でもオナカ一杯になるになる程の「外し技」だらけでした。それは今考えると「クラシックな装いってオマエラわかってないだろ?」という精一杯の抵抗だった気がします。

例えば、

・今更感のある、ダブルモンクの靴のバックル外し

・ネクタイはダブルディンプルに小剣をちょっと長くして、大検と小剣はずらす。

・時計はジャンニ・アニェッリの真似してカフスの上からする時もありますが、最近は赤峰幸生さんの真似してカフスを三角に折る。

 

その日は朝から暑く、薄手のウールスーツにポプリンのシャツにタイドアップで出社しただけでシャツに皺が入りましたが、それも天然素材ならではの綺麗な皺。

 

この「綺麗な皺」が発端で靴、ネクタイ、カフスに文句を言われ「形状記憶のシャツ着ろ」と言われました。

これが日本の企業の現実ですね。前社もそうだったんで。さすがに頭に血が上って「辞めます」と言う寸前まで行きました。そんな装いの上司に言われたら。

 

うーん・・・書いてて腹立ちます&長くなりますので、続けます。