会社員の服選び。時々スキー from TOKYO

中高年への極私的服選び+ライフスタイル提案blog

思わせ力③

勤務していた子会社の本社勤務を終え、同じビルの本社の新規事業部に配属となった。
それまでも勧誘はあり、行くべき場所ではないと思っていた。それまでの上司にも止められた。だが、廃部となれば行く覚悟はしていた。

 

職歴ロンダリング

 

これから需要が減少傾向の建設、建設業界。

学歴が無いながらも子会社の支店→子会社本社→上場企業本社と渡り歩けるなら乗ってやろうと。

事業としてうまく回っていなくても、「上場企業本社にいた人間なら」と転職時に見てくれる企業はあるだろう。
そう思って1年は我慢しようとひたすら耐えた。ストレスチェックでは満点になったし、心療内科のお世話にもなった。
それでも1年は絶えないと自分の市場価値は下がる。そして、1年が経過し、有休を使いながら転職活動を始めた。結果は、ほとんどの企業が役職付き、それまでよりも高収入、あるいはその両方だった。
ありがたい事に複数社から内定はいただいた。休業中も金銭的に困らず買い物、レジャーを楽しんだ。

 

コロナの生活不安が訪れる前の2020年1月入社。

 

そして、今現在はリモートワーク中。
リモート会議中以外は正直ダラケるが、会議中はジャケットを着て、タイドアップするのが基本。
画面上だと、お互いの思惑は伝わりきらないし、タイドアップして自宅で仕事をする人間などほぼいないだろう。
パワードレッシングとは違うが、間違いなく怒られない雰囲気、自分の意見は正しいんだという主張は部屋着では残念ながら伝わらない。

 

今現在、他の企業からの勧誘はどんどん受ける。今の収入や立場、仕事内容、人間関係には大いに不満だからだ。
この社会情勢での転職は賭けだが焦ってはいない。
ただ、より良い場所で理想に近い仕事をしたいのであれば環境作りは積極的に行いたいし、これからの社会はより人間力と積極性が求められるのは間違いない。
メディアを通して、「あの方はしっかりしている」と思わせる作戦にも出ている。
他力本願ではあるが、そうやって自分をマネージメントするのもこれからの働き方には重要な要素だと思う。